ホテル清掃でにおいを消すのが最も困難とされているのが香水です。 ホテル宿泊客は煙草以上に体臭や香水の臭いを気にします。 代表的な体臭に「加齢臭」があります。加齢臭の臭気成分はジアセチル(腐ったような脂臭、オヤジ臭)とノネナール(ほこり被った古本のような老齢臭)で、皮脂の酸化などにより主にヒトの背面から発生します。 同じく客室に残る体臭に「足の臭い(イソ吉草酸)」があります。イソ吉草酸は悪臭防止法で規制されるほど僅量でも強烈な臭いを発します。また、体育会系学生団体などを受け入れた際、チェックアウト後に残るもわっと酸っぱい「汗臭」の成分は酢酸、アンモニアなどです。他に、女性の大半が苦手とする「オトコ臭い」臭気成分(アンドロステノンC19H28O)があります。 オゾンはこれら体臭の消臭に高い効果を発揮します。 体臭と香水脱臭のコツ①先ず窓を開け換気を行い、室内に浮遊する臭気成分を排出します。
→香水臭は匂いが室内に広がり過ぎて発生源が特定し辛いため、空間に漂う香水をいったん除去します。 ②次に臭いの発生源を嗅いで+探します。体が直接触れそうな背もたれなど。 →香水は立鏡正面の床や玄関口付近に付着していることが多いようです。 ③臭いの源を湿らせた布(無水アルコールが効果的)で丁寧に拭き取ります。 ④窓を閉めてエアコンを(または送風機等)除湿運転させます。 ⑤オゾン脱臭機を運転します。必要に応じ換気と追加運転を繰り返す。 ※香水は基本的に揮発成分なのでドライヤーで熱を当てるのも効果的です。 いざという時のために数千円でスチームクリーナーを購入するとよいでしょう。 ※香水の臭いの元を探す際、嗅覚が麻痺したら固く絞った濡れタオルを鼻に当てたまま2,3度鼻から息を吸い込むと嗅覚が戻ります。 |
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